デンタル小町 日本歯科新聞6月7日掲載 ~虫歯事情にメスを!~ 『世田谷区代田橋で歯科をお探しならパール歯科クリニック』

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 小学校に入学して数ヶ月。楽しい盛りの子供達ですが、親からは不安の声が聞こえてきます。
 ある親は「幼稚園、保育園では食後の歯ブラシの時間があったのに、小学校では歯ブラシを持たせても、磨かないのです。誰も歯ブラシをしていないし、逆に歯ブラシする事が恥ずかしいと言います。せっかく身に着いた習慣が壊れ
不安です。」

 
またある親は「学童(保育所)に入ったら、毎日のおやつが甘いお菓子や、
スナック菓子、時にはハンバーガーなのです。歯ブラシを持たせても、皆がやっていないので恥ずかしい。面倒だと言うのです。虫歯になるのではないかと不安です。」

 私も数年前同じことを思いました。児童に対する歯磨きは強制的な物では無く、あくまでも
自主性に任されていることは知っていましたが、小学校と学童保育所の先生へ改善出来ない
ものかと提案し、話しあいました。
しかし、「全児童に対応できる水道蛇口が足らないため、歯ブラシは自己管理責任として扱っています。」
「今の子供達は歯ブラシよりも朝ごはんを食べさせる事の方が重要です。」

私はこの回答に正直、愕然としました。
 朝食摂取は児童にとって大きな問題の一つであることは確かなことでした。
幸い平成19年度以降、児童の朝食摂取問題は改善されつつある結果にあります。
 22年度学校保健統計調査報告によると、12歳DMFT値は1.29と年々改善傾向にあり
良い結果ですが、年齢別のウ蝕の罹患率においては、小学生から中学生と年齢が上がる
につれ、罹患率も上昇するという構図が過去10年間のデーターをさかのぼって見ても傾向的に
変わっていません。
 
 親は誰しも子供の良き未来を望みます。
 10年経っても変わらないう蝕事情は日本社会の問題だと私は思います。
子供の為に私達歯科医の課題は定期健診の重要性を社会に訴えて行くこと、また学校歯科医
は親が校医に何を望んでいるのかを把握し、子供に何をしてあげられるのかを考えていくこと
が大切になると思います。
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