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2011年4月5日、初の私のコラム『デンタル小町が通る』が
日本歯科新聞に掲載されました。
記事の内容は・・・・・・。
桜満開。ランドセルに夢をいっぱい詰めて、元気に登校する子供たち。
当医院にもそんな子供たちが通ってきます。ある子は「お兄ちゃんと同じ
サッカーチームに入るんだー」と目を輝かせながら話してくれます。
また別の子は、「僕ね、もう小学校のお兄さんになるから、
指を口に入れるのをやめるって決めたんだ」。
私は思わず「さすが小学校生になるお兄さんは違うなー。
先生も応援しているよ」と励ましました。
この子のお母さんは保健所で指しゃぶりを指摘され、その言葉に心痛めていました。
「指しゃぶりはお母さんの責任ですよ。歯並びを悪くしますので、
辞めさせてください。指しゃぶりは3歳以降になると癖になります。
何かストレスや不安があるのでは?なぜ指をしゃぶるのか、
よく考えてください」と言われたそうです。
私の責任?我が子のこと、誰よりも愛し、理解しているのは私なのに、
何を見落としていたと言うの?「毎日指!!」と子供に注意してい
るけれど、どうしたらいいの?とお母さんはたいそう落ち込んでいたそうです。
保健所の先生の言葉は保健所指導通り当然の発言なのですが、親にとって見ると
ドクターハラスメントだったのかもしれません。
その後この子は吸指癖をやめ、きれいな歯並びになりました。大人が騒がなくても時期が
来れば、子供は自分で解決できると逆に教えられたような気がします。
今思えば自分も幼い時、咬爪癖がありました。なぜ咬爪したのか、どうしてやめたのか、
記憶がありません。ドクターは患者を追いこんではいけないと思います。一緒に悩み、励まし、
協力してゆくことです。話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になることもあります。そして話し
合いの中から原因をさぐり、アドバイスすることが大切だと思います。
さまざまな習癖がありますが、卒乳にちなみ、自分で習癖をしないことを〝卒癖″
と定義します。
私は今後、卒癖して行く子を見守りたいのです。
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