銀歯が痛い主な原因9選!放置するリスクや一時的な対処法を詳しく紹介

銀歯 痛い

治療したはずなのに銀歯が痛いと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

食事のたびにしみたり、噛んだときに痛んだりすると、このまま放置していても大丈夫なのかと受診を迷ってしまう方も多いです。

この記事では、銀歯が痛くなる主な原因、痛みを放置するリスク、痛いときの一時的な対処法、痛みの予防方法について詳しく紹介します。

治療後すぐに銀歯が痛くなる主な原因

銀歯 痛い

銀歯を入れたあとすぐの痛みは、神経が一時的に敏感になっているケースや噛み合わせのズレなどが考えられます。ここでは、主な原因について詳しく解説します。

削った刺激で神経が一時的に過敏になっている

治療直後の銀歯が痛い場合、削った刺激で歯の神経が一時的に過敏になっているケースが考えられます。

虫歯が深く神経の近くまで削った場合、麻酔やドリルの振動、乾燥させるエアーなどの刺激が神経にダメージを与えやすくなります

その結果、神経が一時的に過敏になり痛みを感じやすくなりますが、多くは数日から数週間かけて少しずつ落ち着いていくのが一般的です。

時間が経っても痛みが弱まらない場合は一時的な過敏症ではない可能性があるため、早めに歯科医院で確認してもらいましょう。

銀歯の高さが合っていない

銀歯の高さがわずかに高いだけでも、その歯に噛む力が集中し、治療直後から痛いと感じやすくなります。

特に、上下の歯が噛み合ったときに銀歯だけが先に当たってしまうと、歯を支える組織に過度な負荷がかかり、痛みや浮いたような感覚が出やすい傾向があります

一方で、装着直後は一時的に高く感じても、数日で慣れて違和感がなくなるケースもあるため、違和感が減っているか経過を見極めることが重要です。

違和感や痛みが続く場合は、我慢せず噛み合わせ調整を依頼すれば、短時間の処置で症状の改善が期待できる場合があります。

銀歯の熱伝導性による刺激

銀歯に使われる金属は熱を伝えやすいため、冷たい飲み物や熱い食べ物が触れると、温度変化が歯の神経に伝わり痛みが出ることがあります。

特に、虫歯治療でエナメル質が薄くなり内側の象牙質が露出している場合は、神経との距離が近くなっているため、金属の熱伝導性の影響をより強く受けやすくなります

このような痛みは、治療直後から数週間程度の神経が敏感な時期に出やすく、少しずつ神経が落ち着くにつれて軽くなることが多いです。

いつまでも冷温刺激で強くしみる、ズキズキとした自発痛を伴うなどの場合は、神経の炎症や二次カリエスが隠れていることもあるため、早めに歯科でチェックしましょう。

虫歯が神経近くまで進行していて炎症が残っている

治療時点で虫歯が神経近くまで進行していた場合、虫歯を除去して銀歯を入れても、神経の周囲には元の感染や刺激による炎症が残っていることがあります。

そのため、神経をできるだけ残す治療を選択した場合ほど、治療後しばらくはズキズキする痛みが症状として出やすくなります

軽い炎症であれば時間の経過とともに痛みが落ち着くこともありますが、長引く場合は根管治療(神経の治療)が必要になる場合もあります。

特に、痛みが数日間変わらず続いている、痛み止めが切れると耐え難い痛みになるなどの場合は、早めに歯科で神経の状態を確認してもらいましょう。

治療後しばらく時間が経って銀歯が痛くなる主な原因

銀歯 痛い

治療後しばらく経ってから銀歯が痛み始めた場合は、治療直後の一時的な刺激とは原因が異なることが多いです。

ここでは、時間が経ってからの痛みの主な原因について詳しく解説します。

銀歯の下で虫歯が再発している(二次虫歯)

治療後しばらく経ってから銀歯が痛む場合、特に多いのが銀歯の下で虫歯が再発しているケースです。

一度詰め物を入れた歯でも、銀歯と歯の境目から虫歯菌が侵入すると内部で虫歯が広がり、神経に近づくと痛みが発生する可能性があります

特に銀歯は金属がレントゲンを遮り、外側から虫歯が見えにくいことも多いため、痛みを感じた時点ですでにある程度進行しているケースも少なくありません。

放置すると根管治療や抜歯が必要になることもあるため、早めに歯科で銀歯の下の状態を確認してもらうことが大切です。

銀歯やセメントの経年劣化で段差やすき間ができている

時間の経過で銀歯自体や装着に使われたセメントが少しずつ劣化し、歯との境目に目に見えないほどの段差やすき間が生じることがあります。

こうしたわずかな段差にもプラークや汚れは溜まりやすく、結果として二次虫歯や歯ぐきの炎症、しみる症状の原因になります

また、銀歯がサビたり黒く変色してきた場合は、劣化や不適合が進んでいるサインのことが多いため注意が必要です。

舌で触るとザラザラしたり引っかかるように感じることもあるため、少しでも違和感を感じたら、その段階で歯科で相談しましょう。

歯ぎしりや食いしばりによる負担蓄積

日常的な歯ぎしりや食いしばりの習慣があると、特定の歯に過剰な力が集中し、噛むと痛くなるという症状が出やすくなります。

強い力が続くと、銀歯の下の歯質がくさび状に削れたりヒビが入ったりして、知覚過敏や歯根破折のリスクが高まります

ナイトガードで力を分散させる、食いしばりを意識的に減らす、ストレスや姿勢を見直すなど、原因となる習慣への対策を行うことが重要です。

歯周病の進行による歯ぐきや歯を支える組織の炎症

銀歯が痛いと感じても、実際には歯ではなく、周りの歯ぐきや歯を支える骨が歯周病で炎症を起こしているケースもあります。

歯周病が進行すると、歯ぐきの腫れや出血、歯周ポケット内の膿などにより、噛むと痛い、押すと違和感があるなどの症状が出やすくなります

また、歯ぐきが下がることで根元が露出し、銀歯付近がしみる、冷たいもので痛むなど、知覚過敏に近い症状が現れることもあります。

銀歯付近で歯ぐきが腫れている、噛むときだけ局所的に痛いなどのサインがあれば、虫歯だけでなく歯周状態も含めて検査してもらうことが重要です。

歯の根の炎症や膿(根尖性歯周炎)の進行

治療から時間が経ってからの強い痛みや歯ぐきの腫れがある場合は、歯の根の先に炎症や膿がたまる根尖性歯周炎が進行している可能性があります。

根尖性歯周炎は、過去の虫歯や二次虫歯、古い根管治療の不具合などで、歯の内部に残った細菌が根の先に炎症を起こすことで生じます

ズキズキした自発痛や噛んだときの強い痛み、歯ぐきの腫れなどを伴うことがあり、放置すると顔の腫れや発熱、全身症状を引き起こすリスクもあります。

抗生物質による感染コントロールや根管治療など、原因を取り除く治療が欠かせません。

銀歯の痛みを放置するリスク

銀歯 痛い

銀歯の痛みを放置すると、痛みが強くなるだけでなく、歯そのものの寿命や治療の負担に大きく影響します。ここでは、そのリスクについて詳しく解説します。

強い痛みや炎症の悪化

銀歯の痛みを我慢し続けると、虫歯や二次虫歯がさらに深く進行し、やがて神経そのものや歯の根の周囲にまで炎症が広がっていきます。

その結果、はじめは軽かった痛みが次第にズキズキとうずくような痛みになり、何もしていなくても脈打つような激痛に変化することもあります

痛み止めで一時的にごまかしても、原因となる感染や炎症は残ったままになるため、薬が切れるたびに強い痛みを繰り返しやすい点も問題です。

また、痛みや炎症が強くなると、夜眠れない、仕事や家事に集中できないなど、日常生活全体に支障が出ることも少なくありません。

歯ぐきや骨への感染拡大

銀歯の下や内部で起きている虫歯を放置すると、細菌感染が歯ぐきや歯を支えている骨にまで広がっていくリスクがあります。

歯ぐきが腫れる、押すとブヨブヨした感じがする、膿のようなものが出る、血が混じるなどの症状が出る場合、すでに周囲組織へ炎症が波及している可能性が高いです。

さらに悪化すると頬が大きく腫れる、口が開きにくくなる、発熱や倦怠感が出るなどの全身症状を伴うこともあります

また、炎症が長く続けば続くほど、歯を支える骨が溶けて後戻りしにくくなり、将来的に歯の喪失リスクが高まる点にも注意が必要です。

治療費や通院回数の増加

銀歯の痛みを初期のうちに相談すれば、少しの虫歯除去と詰め直しや被せ直しだけで対処できる場合が多く、治療費や通院回数を少なく抑えやすくなります。

受診を後回しにして虫歯や炎症が神経や歯の根まで広がると、根管治療や再根管治療、場合によっては入れ歯やインプラントなどの長期にわたる治療が必要になりやすいです

こうした治療は治療時間が長くなったり、多くの通院が必要になったりするため、生活への負担は大きくなります。

我慢していた期間が長いほど結果的に損をする状況にもつながりかねないため、早めに歯科へ相談しておくことが、時間や費用を守るうえでも大切です。

銀歯が痛いときの一時的な対処法

銀歯 痛い

銀歯が痛いときは早急に歯科を受診すべきですが、すぐに行けない場合は、一時的な対処法で痛みを和らげられる可能性があります

銀歯が痛いときの一時的な対処法は、主に以下の方法が挙げられます。

  • 痛い側では噛まず柔らかいものを反対側で噛む
  • 頬の外側から保冷剤や冷たいタオルを当てる
  • 市販の鎮痛薬を服用する
  • 歯ブラシとフロスで口の中を清潔にする
  • 血流を急に増やす行動を避ける

これらの対処法で一時的に楽になったとしても放置せず、あくまでその場しのぎと考え、可能な限り早く歯科を受診することが大切です。

銀歯の痛みを予防するためにできること

銀歯 痛い

銀歯の痛みは、治療が終わったから安心と油断したときこそ注意が必要です。ここでは、日々のケアや定期健診の重要性について詳しく解説します。

正しい歯磨きで銀歯まわりのプラークを落とす

銀歯の痛みを防ぐには、正しい歯磨きで汚れを残さないことが重要です。

特に、銀歯と歯ぐきの境目や隣の歯との間は汚れが溜まりやすく、二次虫歯や歯周病になりやすいため注意しなければいけません

歯ブラシは毛先のやわらかいものを使い、銀歯の周囲に毛先をきちんと当てて小刻みに動かしながらしっかりと磨きましょう。

さらに、デンタルフロスや歯間ブラシを使いプラークを毎日落とす習慣をつけると、目に見えない段差やすき間に汚れがたまりにくくなります。

銀歯の下で虫歯が再発するリスクを抑えるには、日々の正しい歯磨きが欠かせません。

定期健診で銀歯の劣化を早期発見する

どれだけ丁寧に歯磨きをしても、銀歯やセメントは年数とともに劣化していくため、早期発見のためには定期健診が重要です。

定期健診を受けることで、銀歯の不適合や小さな虫歯を早い段階で見つけやすく、違和感が出る前に最小限の処置で済ませられる可能性が高くなります

また、クリーニングで歯石やバイオフィルムを除去することで、銀歯の周りの歯ぐきの炎症も予防しやすくなります。

結果として、通院回数や費用面の負担もトータルで軽くなることが多いため、歯医者は歯が痛くなった時だけ通うという意識を変えることが重要です。

必要に応じて別素材への変更を検討する

銀歯の痛みを繰り返している場合や、寿命が近づいて劣化が目立ってきた場合は、別素材への変更も検討してみてください。

例えば、セラミックやジルコニアなどの素材は歯との適合性を高めやすく、段差やすき間が出にくいため、二次虫歯のリスクを抑えやすいと考えられています

また、金属を使わない素材であれば、将来的な金属アレルギーのリスクや、歯ぐきの黒ずみなどが生じにくいとされる素材もあります。

一方で、銀歯よりも費用が高く、噛む力が強い部位での使用可否など、素材ごとにデメリットがある点も忘れてはいけません。

自分の優先順位を整理したうえで、歯科医師と相談しながら素材を決めていくことが大切です。

まとめ

銀歯が痛い原因は、治療直後の一時的な神経の過敏だけでなく、時間が経ってから起こる二次虫歯や歯の根の炎症など、さまざまな要因が考えられます。

そのまま放置すると、強い痛みや歯ぐきへの感染拡大につながり、根管治療や抜歯が必要になるケースもあるため注意が必要です。

銀歯が痛いときは一時的な対処法でしのぎ、できるだけ早く歯科を受診し、原因の特定と適切な治療を受けるようにしましょう。

銀歯の痛みや再治療が不安な方は、『下高井戸パール歯科クリニック・世田谷』にご相談ください。

できるだけ歯を残すことを重視した治療方針と、見た目も配慮した素材選びにより、痛みを取るだけで終わらない口腔ケアをご提案いたします。

日常のセルフケアのご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。