歯茎が痛い!原因は?NG行動は?自宅でできる応急処置を詳しく紹介

歯茎 痛い

歯茎がズキズキ痛むと、「このまま様子見でも大丈夫か」「何の病気か」「歯医者に行くべきか」と不安に感じる方が多いのではないでしょうか。

特に夜間や休日など、すぐに歯医者を受診できないタイミングだと、手元にある鎮痛剤で痛みを和らげて放置し、症状を悪化させてしまうこともあります。

この記事では、歯茎が痛いときに考えられる代表的な原因、やってはいけないNG行動、今すぐできる自宅での応急処置について詳しく紹介します。

歯茎が痛いときに考えられる主な原因

歯茎 痛い

歯茎が痛い症状は、原因によって対処法や受診の緊急度が大きく変わります。ここでは、代表的な原因について詳しく解説します。

歯肉炎や歯周病による炎症

歯茎が痛い原因として多いのが、歯肉炎や歯周病による炎症です。

歯周病は、歯と歯茎の境目にたまった歯垢の中の細菌により、歯茎が腫れたり赤くなったりする病気で、進行すると歯を支えている骨が溶けてしまうこともあります

初期のうちは強い痛みを感じにくいため放置されがちですが、炎症が強くなると、歯茎が膨れて押すと痛い、噛むとズキンとするなどの症状が出てきます。

歯肉炎の段階であれば、歯科医院でのクリーニングや毎日のセルフケアで改善が期待できるため、痛みが強くなくても早めの受診が大切です。

歯の根の感染

歯茎の一部だけ強く痛む、噛んだときに響く、歯を軽く指で押しただけで違和感があるなどの場合は、歯の根の先で炎症が起きている可能性があります。

歯の根の先に膿がたまる根尖性歯周炎が代表的で、噛んだときの圧力で痛みが強く出ることが多く、夜に痛みが増して眠れないと訴える方も少なくありません

一時的に痛み止めで落ち着くこともありますが、原因である感染は薬だけではなくならず、放置すると顔が腫れたり膿が出ることもあります。

歯の根の感染が原因で歯茎の痛みが疑われる場合は、歯科医院でレントゲン検査を行い、根の中を洗浄・消毒する根管治療が必要になるのが一般的です。

親知らずの炎症

奥の歯茎がズキズキ痛む、口を大きく開けると奥が突っ張るように痛い、奥歯の周りが腫れているなどの症状がある場合は、親知らず周囲の炎症が考えられます。

親知らずは、真っ直ぐ生えてこなかったり、歯茎に半分だけ埋もれた状態になったりしやすく、その隙間に食べかすや細菌がたまりやすいのが特徴です

清掃が行き届きにくいため、体調不良やストレスなどが重なったときなどに、一気に炎症が悪化して強い痛みや腫れを引き起こすことがあります。

軽い炎症であれば、歯科医院での洗浄や薬の処方で落ち着くこともありますが、何度も繰り返す場合や生え方に無理がある場合は、抜歯を検討することが多いです。

口内炎や外傷の影響

歯茎の一部だけ痛い、触るとしみる、鏡で見ると白い斑点や赤い傷があるなどの場合は、口内炎や物理的な傷が原因の場合があります。

例えば、硬いパンやせんべいなどで歯茎を傷つけてしまったり、熱い飲み物でやけどをしてしまったりすると、その部分が数日間しみるような痛みを出すことがあります

こうした口内炎や小さな外傷は、数日程度で自然に治癒に向かうことが多いですが、刺激の強い食べ物やアルコールなどの影響で長引くことも少なくありません。

歯茎の腫れが大きくなる、発熱を伴う、2週間以上続くなどの場合は、単なる口内炎や外傷以外の可能性もあるため、早めに診察を受けると安心です。

歯ぎしりや食いしばりの負担

虫歯も歯周病もないのに歯茎が痛い、朝起きると奥歯周りが痛むなどの場合は、歯ぎしりや食いしばりによる負担が影響している可能性があります。

就寝中の歯ぎしりや無意識の食いしばりにより、歯と歯茎の境目に過度な力をかけ、歯を支えている歯根膜や周囲の組織が炎症を起こすことは少なくありません

特に、ストレスが多い時期や集中してパソコン作業をしているときに、上下の歯を強くかみしめてしまう方は多いです。

対策としては、歯科医院でマウスピースを作製して就寝中の負担を軽減する方法や、日中は意識的に上下の歯を離しておく習慣をつけることが有効となります。

ストレスや免疫低下による炎症

ストレスや睡眠不足が続いているときに、突然歯茎が腫れて痛くなることがあります。

ストレスや疲労によって体の免疫力が落ちると、普段は問題にならない程度の細菌にも抵抗しにくくなり、歯茎の炎症が一気に悪化しやすくなります

例えば、歯垢が少し残っているだけの状態でも、免疫が落ちていると急に歯茎が腫れて、歯ブラシが当たるだけで痛いという症状が出ることがあります。

また、免疫低下が続くと口内炎ができやすくなる点にも注意が必要です。

強すぎる歯磨きや不適切なケア

歯磨きでゴシゴシ力を入れてしまっている方は、歯茎の痛みや下がりの原因を自分で作ってしまっている可能性があります。

硬い歯ブラシで強い力をかけて磨き続けると、歯と歯茎の境目が削れ、その部分がしみたりジンジン痛みを感じたりすることも多いです

また、歯茎が少しずつ下がって歯が長く見えるようになったり、根元にくさび状の欠け(くさび状欠損)ができたりすることもあります。

歯ブラシはできるだけ毛先の柔らかいものを選び、優しく丁寧に、ペンを持つように軽く持って小刻みに動かすことが大切です。

歯茎の痛みの症状別に考えられる主な原因

歯茎 痛い

歯茎の痛みは、症状によって原因や緊急度の目安が変わります。ここでは、症状別に考えられる主な原因について詳しく解説します。

ズキズキと強く痛む場合

何もしていなくても歯茎がズキズキと強い痛みを感じる場合は、歯の神経や根の先で強い炎症が起きている可能性が高くなります。

代表的なのは、深い虫歯が神経まで達した歯髄炎や、神経が細菌感染を起こして歯の根の先に膿がたまる根尖性歯周炎などです

このような状態になると、噛んだときの痛みだけでなく、じっとしていても脈を打つような痛みが続き、夜眠れないほどつらく感じることがあります。

市販の鎮痛薬で一時的に和らぐことはありますが、原因である感染や炎症そのものは残るため、薬だけで完治することは期待できません。

押すと痛い場合

歯茎を指で押したり、歯を軽くつついたりしたときだけ痛みがある場合は、歯周病による炎症や、噛み合わせで歯の周囲組織に負担がかかっている可能性があります。

歯周病が進行して歯を支える粘膜や骨の周りが炎症を起こすと、軽く押しただけで痛みを感じたり、噛んだときだけ違和感を覚えやすくなります

また、歯ぎしりや食いしばりで歯に過剰な力がかかっていると、歯根膜が炎症を起こして、押すと痛いという症状が出ることも少なくありません。

こうした場合、自己判断で同じ部分ばかり強く磨いたり、指で何度も押して確かめたりすると、かえって炎症が悪化するおそれがあるため注意が必要です。

腫れや膿を伴う場合

歯茎が腫れている、触るとブヨブヨしている、膿がにじんでくるなどの症状がある場合は、口腔内の感染がかなり進行しているサインと考えられます。

代表的な原因としては、重度の歯周病による歯周膿瘍や、歯の根の先に膿がたまる根尖性歯周炎、親知らず周囲の炎症が悪化した智歯周囲炎などが挙げられます

膿が溜まった状態を放置すると、歯を支えている骨が溶けて歯がグラグラしてきたり、顎や顔全体に腫れが広がって発熱を伴ったりすることもあります。

膿が自然に破れて一時的に痛みが軽くなるケースもありますが、根本原因は残ったままのことが多いため、早めの歯科受診が望ましいです。

歯茎が痛いときにやってはいけないNG行動

歯茎 痛い

歯茎が痛いときは、早く何とかしたいという焦りから、かえって症状を悪化させてしまう行動をとりがちです。主なNG行動としては以下が挙げられます。

  • 痛い部分を舌や指で何度も触ったり押したりする
  • 痛む箇所をゴシゴシ強い力で磨く
  • 硬い食べ物を無理に噛む
  • 熱すぎる飲み物やアルコール度数の高いお酒をとり過ぎる
  • 煙草の量を増やしてしまう
  • 市販の痛み止めだけで何日もごまかし続ける
  • 膿を自分で押したり針でつついて絞ってしまう

歯茎が痛いとき特に注意しなければいけないのは、痛む部分を舌や指で何度も触ったり、強く押して確かめたりすることです

また、ゴシゴシと力任せに歯磨きをして汚れを落とそうとするのも逆効果で、歯茎をさらに傷つけてしまうおそれがあります。

歯茎の痛みが続く場合は、自己流の対処に頼らず、早めに歯科医院で原因を確認してもらうことが大切です。

今すぐできる歯茎が痛いときの自宅での応急処置

歯茎 痛い

すぐに歯医者へ行けないときは、歯茎の痛みを悪化させずに痛みを一時的に和らげる応急処置を行うことが大切です。ここでは、自宅でできる応急処置について詳しく解説します。

口腔内を清掃する

歯茎が痛いときの応急処置では、口腔内を清潔に保つことが重要です。

歯茎の痛みは、歯と歯茎の境目や歯と歯の間にたまったプラークが関わっていることが多いため、痛いからといって汚れを残したままにすると、炎症が悪化しやすくなります。

基本は柔らかめの歯ブラシを使い、痛い部分は力を入れすぎないように注意しながら、歯と歯茎の境目を小刻みに優しく磨いていきましょう

歯ブラシをゴシゴシ大きく動かすのではなく、ペンを持つように軽く握り、1本ずつ丁寧に動かすイメージを意識すると、歯茎への負担を抑えやすくなります。

仕上げに、刺激の少ない洗口液やコップ1杯のぬるま湯に少量の食塩を溶かした塩うがいなどで口をゆすぐと、細菌数を減らす助けになります。

患部を冷やして炎症を抑える

歯茎の痛みや腫れが強いときは、患部を冷やすことで炎症による血流や腫れを一時的に抑え、痛みをやわらげる効果が期待できます。

具体的には、保冷剤や氷をそのまま肌に当てるのではなく、タオルやハンカチで包んで、痛みのある側の頬の外側から優しく当てましょう

10〜15分ほど冷やしたらいったん外し、少し時間を空けて再度行うといったように、休みながら行うのが望ましいです。

反対に、熱いお風呂に長く浸かったり患部を温めたりすると、血流が増えてズキズキした痛みが強くなることがあるため注意しましょう。

鎮痛剤や市販薬を適切に使用

歯茎の痛みが強く日常生活に支障が出ている場合は、市販の鎮痛剤や口腔用の薬を正しく使うことで、一時的にラクに過ごせる可能性があります。

必ず添付文書をよく読み、用法・用量や飲んではいけない人の条件(持病・妊娠中・他の薬との飲み合わせなど)を確認したうえで服用しましょう

鎮痛剤や市販薬は、痛みを一時的にやり過ごすための手段と位置づけ、原因そのものを治すための歯科受診を先送りにする口実にしないことが大切です。

歯茎が痛いときに歯医者へ行くべきタイミングの目安

歯茎 痛い

歯茎が痛いとき、どのタイミングで歯医者に行くべきかは多くの方が悩むポイントではないでしょうか。受診すべき主な目安は以下の通りです。

  • 何もしていなくてもズキズキした強い痛みが2日以上続く
  • 夜になると眠れなくなるほど痛い
  • 痛み止めを飲んでも数時間しか効かない
  • 歯茎や頬が明らかに腫れてきた
  • 口の中に嫌な味や臭いが続き、膿が出ているように感じる
  • 発熱やだるさ、食欲不振など全身症状を伴っている
  • 親知らず周りの痛みや腫れで口が開けにくい
  • 同じ場所の歯茎の痛みを何度も繰り返している
  • 歯磨きのたびに歯茎から血が出る状態が続いている

特に、何もしていなくてもズキズキ痛む、夜眠れないほどの痛みがある、痛み止めを飲んでも数時間しかもたない場合は、早めの受診が推奨されます

また、歯茎や頬が腫れてきた、押すとブヨブヨする、膿がにじむような感覚があるといった症状があるときも、できるだけ早く診てもらう必要があります。

一方で、少ししみる程度、歯ブラシのときに時々血が出るなどの軽い症状でも、1週間ほど続く場合は早期の歯周病や歯肉炎が隠れている可能性があるため注意が必要です。

この段階で受診しておくと、クリーニングやブラッシング指導など比較的簡単な処置で改善が期待できるため、我慢できるからと先延ばしにしないようにしましょう。

まとめ

歯茎の痛みを放置すると、歯周病の悪化や歯の根の感染、親知らずの炎症など、思った以上に重いトラブルへ進行してしまうことがあります。

歯茎が痛いときに大切なのは、痛みを一時的にごまかすのではなく、原因を突き止めて早めに対処することです。

歯茎の痛みや違和感がある方は、下高井戸駅から徒歩5分と通いやすい立地にある『下高井戸パール歯科クリニック・世田谷』にご相談ください。

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