デンタル小町 日本歯科新聞9月6日掲載 ~唾液検査から見える虫歯事情~ 『杉並区永福町で歯科をお探しならパール歯科クリニック』

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夏休みを利用して、多くの親子連れ、子供達が定期健診に訪れました。当医院では定期健診で
希望者には唾液検査を行っています。
 唾液検査は歯の状態、う蝕の原因菌の数、唾液の性状、食生活、全身状態などさまざまな
視点から口腔内の状態を分析した後、う蝕の原因を解明し、その人にあった虫歯予防方法を
立てる事ができます。う蝕になる理由はさまざまですが、唾液検査を行うと、いつも食事の大切さ
に思い知らされます。
 心に残ったケースがあります。ある女子高生のケースです。
唾液検査結果は細菌数の問題とプラークコントロールの問題が高いためう蝕になったと考え
られる結果でしたが、腑に落ちない点があり気になっていました。細菌と食事関係です。
通常炭水化物を多く取ると、LB菌が増加し、甘い缶コーヒーや炭酸飲料、お菓子を頻繁に
取ると、MS菌が増加します。彼女の場合、食事記録をみると和食を中心としたバランスが良い
食事で、飲食回数も問題がありませんでした。
何故だろう?
その時本人に聞いても本当の答えは見つかりませんでした。数ヶ月経った定期健診で何気ない
会話をしていた時でした。
「仕事が忙しくてお父さんが帰ってこないと、いつも朝は菓子パン、お昼は冷凍食品のお弁当かパン。夜は親子丼だよ。お父さんが帰ってくると朝はご飯、夜はおかずが5品に以上並ぶ和食になるよ」。
 疑問の答えはこれだ!と思いました。
同時に、食事において父親の存在が大きく変化する事を実感しました。
 よく考えてみれば自分も夫が外食する日は自分と子供の食事なので、食事を作るのが面倒
となり、自分達も外食又は友達呼んで宅配にしようかとなる事が多いです。
大家族では誰か1人帰りが遅くなるからと言って外食にはなりません。
しかし核家族が多く、少子化の今、家族の頭父親の存在はとても大切だと思います。
世の殿方諸君、わが家でどれくらい食事を取っていますか?
床矯正、検診ご希望の方、お電話でのご予約お待ちしています。
TEL03-5300-6480   パール歯科クリニック
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