
高齢者の口臭は単なるエチケットの問題ではなく、誤嚥性肺炎のリスクと深く関係しています。
多くの歯周病菌は、体内の血液成分やタンパク質をエサに増殖し、口臭を発生させるだけでなく、肺に入り込むことで炎症を引き起こす可能性があります。
特に免疫機能が低下している高齢者では、誤嚥による肺炎が命に関わることも。
このリスクを減らすためには、日頃からお口のケアを徹底することが大切です。
歯ブラシやデンタルリンスを使って口腔内を清潔に保ち、細菌の増殖を防ぎましょう。
さらに、災害時に備えて避難袋に口腔ケア用品を入れておくこともおすすめです。
毎日のケアが、健康を守る第一歩になります!

引用:50歳から老けない人の歯の習慣
著作:武内博郎
下高井戸パール歯科クリニック・世田谷
大原庸子