
歯を白くするホワイトニングは、美しい笑顔を手に入れたい方に人気の施術です。
しかし、ホワイトニングにはさまざまな方法があり、費用も大きく異なります。
そのため、選び方を間違えると後悔してしまうこともあるでしょう。
この記事では、ホワイトニングの種類ごとの費用や追加料金、さらに賢く選ぶための節約方法まで、詳しく解説します。
ホワイトニングの基本|種類と仕組みを知ろう

ホワイトニングにはいくつかの種類があり、それぞれ効果や仕組みが違います。
まずは、ホワイトニングの基本的な仕組みと主な種類を知ることが大切です。
そのうえで、自分に合った方法を選ぶためのポイントをしっかり押さえましょう。
ホワイトニングとは?歯が白くなる仕組み
ホワイトニングとは、過酸化物を主成分とする薬剤を使い、歯の内部まで成分を浸透させて黄ばみの原因となる色素を分解する施術です。
この働きによって、歯は本来の色よりもさらに明るくなり、透明感のある仕上がりが期待できます。
エナメル質や象牙質に染み込んだ色素は無色になるだけでなく、すりガラスのようなマスキング効果によって、見た目にも白さが際立ちます。
また、市販のホワイトニング製品と比べて、歯科医院で使われる薬剤は漂白力や効果の持続性が高いのが特徴です。
そのため、よりはっきりとした美白効果が期待できます。
ホワイトニングの主な種類(4タイプ)
ホワイトニングには、施術場所や効果の違いによって主に以下の4つのタイプがあります。
オフィスホワイトニング | 歯科医院で専門家が行う方法。短期間で効果が現れ、高い白さを目指せるが、料金はやや高め。 |
ホームホワイトニング | 専用のマウスピースを使い、自宅でケアする方法。自然な仕上がりになり、白さが長持ちしやすい。 |
デュアルホワイトニング | オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法。即効性と持続性の両方が期待できる。 |
セルフホワイトニング | サロンなどで自分自身がケアを行う方法。主に歯の表面をきれいにするのが中心で、料金は比較的安め |
理想の白さと予算に合わせて、納得のいくホワイトニング方法を見つけてください。
ホワイトニングの費用・料金相場|種類別に比較

ホワイトニングの費用は、選ぶ種類や施術方法によって大きく異なります。
そこで、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングなど、主な方法ごとの料金の目安と特徴を、下の表にまとめました。
ホワイトニングの種類 | 価格帯 | 主な特徴 |
オフィスホワイトニング | 約2万~7万円 | 医療機関で照射複数回の通院が必要歯の数・照射回数により価格は変動 |
ホームホワイトニング | 約2万5,000円~5万円 | マウスピース+ジェル使用費用は材質・ジェルの種類で異なる自宅で継続可能 |
デュアルホワイトニング | 約5万~8万円 | オフィス+ホームの併用効果長持ち(1~2年)通院回数・交通費に注意 |
セルフホワイトニング | 約2,000円~5,000円 | 専用薬剤とLEDライトで汚れ除去効果は限定的だが気軽に試せる |
以下で、それぞれ詳しく解説します。
オフィスホワイトニングの値段相場
オフィスホワイトニングの価格は、クリニックや施術内容によって異なりますが、相場は約2万~7万円です。
また、歯の本数や照射回数の選び方によっても費用が変わります。
1回で白くなる効果を実感できる方もいますが、希望の白さになるまで複数回通うことが一般的です。
安心して施術を受けるためにも、事前のカウンセリングで見積もりを確認しましょう。
ホームホワイトニングの値段相場
ホームホワイトニングの価格は、約2万5,000円~5万円ほどです。
主な費用は、マウスピースの作製料とホワイトニングジェルの代金に分かれます。
特にマウスピースの費用は負担が大きくなりますが、材質によって違いがあり、3万円を超えることはあまりありません。
また、ジェルの価格も種類や濃度によって変わり、1週間分で1万円以下が一般的です。
デュアルホワイトニングの値段相場
デュアルホワイトニングの価格は、約5万円~8万円です。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方の施術料金が含まれるため、やや高額です。
しかし、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを単体で受けるよりも短期間で白さを目指すことができ、持続期間も1年から2年ほどといわれています。
しっかり白さを実感したい方、歯の美しさを維持したい方に向いた方法です。
セルフホワイトニングの値段相場
サロンなどで行うセルフホワイトニングは1回あたり約2,000円~5,000円と、手頃な価格で利用できます。
専用の薬剤とLEDライトを使って歯の表面の汚れを落とす方法ですが、医療機関で行うホワイトニングとは違い、得られる効果には限りがあります。
ホワイトニングの基本料金以外にかかる追加料金・オプション費用

ホワイトニングの料金には、施術費だけでなく、気づきにくい追加費用がかかる場合があります。
予想外の出費を防ぐためにも、どのような項目で費用が発生するのか、あらかじめ確認しておくことが大切です。
初診料・診察費・再診料
ホワイトニングを受ける前には、まず歯科医師による診察が必要です。初診料・再診料や診察費として、3,000円~7,000円ほどかかることがあります。
この金額には、検査やレントゲン撮影、カウンセリングの費用が含まれている場合もあります。
また、虫歯などの治療が必要な場合は、別途治療費が必要です。
虫歯について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
→虫歯になりやすい人には共通点がある!虫歯を予防するためのポイントを解説
クリーニング費用(ホワイトニング前の下処理)
ホワイトニング前には、歯の表面に付いた歯垢や歯石、茶渋などの着色汚れを取り除くクリーニングが一般的に行われます。
これは、薬剤が歯にしっかり浸透し、施術の効果を引き出すために大切な工程です。
クリーニングには、PMTC(専門的機械的歯面清掃)やエアフロー、スケーリングなどの方法があり、使う機器や方法によって費用は異なりますが、相場は3,000円~2万円程度です。
また、歯周病の治療を目的とする場合は保険が適用されることがあり、その場合は自己負担が軽くなります。
歯周病については以下の記事でも解説しています。
コーティング・メンテナンス料金
ホワイトニングの後は、歯を着色や刺激から守るためにコーティングの施術を受けるのがおすすめです。
コーティングにはいくつか種類があり、費用は3,000円~1万2,000円程度と幅があります。
コーティング代がホワイトニングの施術料金に含まれていない場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
また、白い歯を長く保つためには、定期的なメンテナンスも欠かせません。
メンテナンスの費用は1回あたりおよそ5,000円前後ですが、施術内容やクリニックによって金額が変わることもあります。
施術範囲(上下・全部の歯か一部か)による料金差
ホワイトニングの料金は、施術する歯の範囲によって大きく異なります。
例えば、上下すべての歯を対象にすると費用が高くなりやすいですが、前歯など一部の歯だけに限定すれば、費用を抑えられます。
また、『◯本まで◯円』や『追加1本につき◯円』といった料金設定の場合、希望する本数によって合計金額が変わるため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
理想とする白さと費用のバランスを考えながら、どの範囲を施術するかを選びましょう。
照射時間の延長や施術回数追加による費用
オフィスホワイトニングで理想的な白さを目指す場合、照射時間を長くしたり、施術回数を増やしたりすることが重要です。
こうした方法をとることで効果は高まりますが、追加で1〜2万円ほどの費用がかかることもあります。
なお、照射時間や料金の設定は医院ごとに異なるため、事前にしっかり確認しておくと安心です。
ホワイトニングの価格に差が出る理由

同じホワイトニングでも、料金に大きな違いがあるのはなぜでしょうか。
実は、使われる薬剤や施術の方法、通院する回数など、さまざまな要素が価格に影響しています。
ここでは、それぞれの要素について詳しく解説します。
使用する薬剤の種類・濃度
歯科医院のホワイトニング剤には、過酸化水素や過酸化尿素といった成分が使われています。
これらの成分の濃度が高くなるほど、歯を白くする効果も強くなりますが、その分、価格も高くなる傾向があります。
特に高濃度の薬剤は、医師の管理のもとでしか使用できません。施術の安全性や専門的な対応が必要となり、費用にも反映されています。
オフィスホワイトニングでは高濃度の薬剤を使うことで、短期間で歯の白さを実感しやすいのが特徴です。
一方、ホームホワイトニングは低濃度の薬剤を長期間使う方法なため、効果がゆっくり現れますが、費用は比較的安く抑えられます。
施術者の資格(歯科医師/サロンスタッフや患者さん自身)
歯科医院のホワイトニングは、専門的な知識・技術を持った有資格の歯科医師や歯科衛生士が施術するため、その分、費用が高くなる傾向があります。
一方で、セルフホワイトニングは医療資格のないスタッフの指示のもと、患者さん自身が簡単な機器を使って対応するため、料金は比較的安めです。
通院回数や施術方法の違い
ホワイトニングの総費用は、施術方法や通院の頻度によって大きく変わります。
例えば、オフィスホワイトニングは短期間で効果が出やすい方法ですが、希望する白さになるまでに何度も通院する必要があり、その分費用も増えていきます。
一方、ホームホワイトニングの場合、時間はかかりますが1回あたりの費用は比較的安く済む傾向です。
クリニックの立地・設備・サービス内容
都市部にあるクリニックは、アクセスの良さや洗練された設備、さらにプライベート空間が充実しています。
その分、賃料や運営コストが高くなり、施術の価格にも影響することがあります。
ただし、費用や立地だけでなく、医師の技術やサービスの内容をしっかりと見極めることが大切です。
保険が適用されない自由診療だから
ホワイトニングは保険が適用されない自由診療であるため、医院ごとに設備への投資額や使う薬剤、施術方法などによって料金が大きく変わります。
特に、高価な最新機器を導入していたり、専門性の高い技術を取り入れたりしている医院では、料金が高くなる傾向があります。
ホワイトニング費用を抑える3つの方法

ホワイトニングは自由診療のため、費用が高額になりがちです。
しかし、工夫次第でコストを抑えることも可能です。ここでは、賢く白い歯を手に入れるための3つの節約術をご紹介します。
初回限定・モニターキャンペーンを活用
ホワイトニングが初めての方には、初回割引やモニターキャンペーンの利用がおすすめです。
これらを活用すると、通常価格の約半額で施術を試せる場合もあり、費用を抑えて始められます。
ただし、価格だけで選ぶのではなく、施術内容や医院の評判もきちんと確認しましょう。
公式サイトや広告をチェックし、期間限定の割引や紹介特典などを上手に使えば、さらにお得にホワイトニングを受けられます。
歯科医院の割引・回数券・セットプランを選ぶ
回数券やセットプランを利用すると、歯科治療の費用を大きく節約できます。
1回ごとの料金が安くなるだけでなく、家族や友人と一緒に受けることで割引が受けられる場合もあります。
また、一部の歯科では、回数制限なしのホワイトニングや、複数回分をまとめた割安プランが利用可能です。市販のホワイトニング用品を購入して自分でホワイトニングする場合も、
まとめ
ホワイトニングにはさまざまな種類があり、それぞれ価格や効果が異なります。
そのため、施術の範囲や追加費用についても事前に確認しておくことが大切です。
自分に合った方法を選び、初回割引やモニター制度、セットプランなどを上手に利用すれば、費用を抑えながら美しい白い歯を目指せるでしょう。
下高井戸パール歯科クリニック・世田谷では、お客様のご希望やご予算に合わせて、さまざまなホワイトニングのプランをご用意しています。
ホワイトニングをお考えの方は、どうぞお気軽に下高井戸パール歯科クリニック・世田谷までご相談ください。