
アスリートにおける口腔管理の重要性
先日、引退後初めての歯科定期検診に永田選手が来院されました。 永田選手と当院の関わりは、マウスガードの作製をきっかけに始まりました。
今回、歯科に継続して関わることで、
- 口の中に対する不安がなくなったこと
- 自分の口腔内の状態を知り、問題点を把握できたこと
- その結果、安心してプレーに集中できたこと
こうした実感を持って競技に臨めていたとお話ししてくださいました。歯科医師として、とても嬉しい言葉です。
限界の先にあるもの
永田選手が記事の中で、「自分の夢への限界を感じて引退を決めた」と書かれているのを拝見しました。
夢には限界があるのかもしれません。けれど私は、その限界に本気で向き合ったからこそ、次なる夢が生まれるのだと思っています。限界まで挑み続けた時間は、決して終わりではなく、次のステージへの準備期間。永田選手は、そこまでしっかりと走り切ったアスリートなのだと強く感じます。
「小さな爆弾」を抱えないために
お口の中のトラブルは、いつ起こるか予測ができません。 「これくらい大丈夫」という小さな油断が、大事な試合の直前に大きな問題となって表面化することは少なくありません。
競技に全力を注ぐためにも、口腔内の定期検診はスポーツ選手にとって極めて重要なコンディショニングの一部です。
脳震盪や外傷予防のためにマウスガードを装着することは非常に大切ですが、そのマウスガードを装着する口腔内に問題がある状態であれば、それは「小さな爆弾を抱えてプレーしている」のと同じだと考えています。
小さな爆弾が、大きな爆弾にならないように。 そのために、日常的な口腔管理と定期検診が欠かせません。
当院では、細菌のバイオフィルム形成の観点からも、3〜6か月に1回の歯科受診をおすすめしています。
下高井戸パール歯科クリニック・世田谷
大原庸子
