歯周病の原因は蓄積した古い歯垢について

前回に引き続き武内先生の著書「50歳から老けない人の歯の習慣」をご紹介していきます。

今回は「歯周病の原因は蓄積した古い歯垢」についてご紹介いたします。

毎日歯磨きを欠かさずしていても、歯垢がきちんと取り除かれないと、残った歯垢が古くなり、
より病原性の強いバイオフィルムに変化してしまいます。

特に歯と歯の間に蓄積した歯垢は、それが接触している歯肉粘膜に強い炎症を起こし、
歯肉炎が広がり、歯磨きする度に出血するようになります。

また、歯周ポケットに、歯垢が長期にわたってはまり込んでいると、
唾液由来成分のカルシウムの重炭酸塩などのミネラルが沈着し、歯石が形成されます。
歯周病は、歯を支える歯肉と歯槽骨に慢性的な持続性のある感染性の炎症が継続した状態なのです。

こうした炎症を起こさないためにも、歯と歯肉の溝に付いた歯垢に対して、
ブラシを適切に当てて取り除く必要があります。

ご自身のお口の状態について、気になる方は当院のスタッフまでご相談くださいね。

引用:50歳から老けない人の歯の習慣
著作:武内博郎

下高井戸パール歯科クリニック・世田谷
大原庸子